WISC検査を受けると決まったとき、私が気になったのは「当日はどんなことをするのか」「子どもはどんな様子なのか」「親はどこまで一緒にいるのか」ということでした。
検査名は聞いたことがあっても、実際の流れまではよく分からず、少し緊張していたのを覚えています。当日を迎えてみると、検査そのものだけでなく、待っている時間のこと、子どもの反応、終わったあとの様子など、事前には想像していなかったこともいくつかありました。
この記事では、WISC検査当日の流れと、そのときの子どもの様子、親として感じたことを整理していきます。
この記事でわかること
・WISC検査当日の流れ
・子どもがどんな様子で受けていたか
・親が事前に知っておくと安心しやすいポイント

WISC検査当日までに気になっていたこと
当日に向けて気になっていたのは「どれくらい集中が続くのか」ということでした。検査は1時間から2時間ほどと聞いていて、大人にとってはそれほど長く感じない時間でも、子どもにとっては内容によっては負担が大きいかもしれないと感じていました。
実はこの日、息子のWISCと同じタイミングで、当時5歳だった娘も田中ビネー式の知能検査を受けることになっていました。二人同時に検査を受けるということもあり、「どちらかが途中で疲れてしまわないか」「お腹が空いてしまわないか」という心配は倍でした。念のために軽く食べられるパンを用意しておいたのは、そういう事情もあったのです。
最後まで受けられないことや途中で中断になる場合もあると説明を受けていたこともあり、「どこまでできるかな」という気持ちで当日を迎えました。
当日の流れ
当日は他の受検者はいなくて、とても静かな環境でした。待合も落ち着いた雰囲気で、周りの音や人の動きに気を取られることが少ない状態だったのは、子どもにとっては受けやすい環境だったように思います。
受ける順番については、事前に療法士さんと相談して決めていました。娘を先に、そのあと息子という順番にしたのは、そうした方がどちらも最後まで受けられる可能性が高いという判断からでした。検査が後になるほど疲れが出て集中が続きにくくなること、娘はまだ5歳で体力的な限界が早く来ることを考えると、先に娘を済ませてから息子というのが一番現実的な順番でした。

検査を受けている間の子どもの様子
検査自体は個別で行われていましたが、環境の影響は思っていたよりも大きいように感じました。息子は比較的淡々と取り組んでいたものの、娘が少し声を出した場面では集中が途切れてしまい、私と娘は、一度外に出ることになりました。静かな環境であっても、わずかな刺激で集中が揺れることがあるのだと感じた場面でした。
後から聞いた話では、問題によっては「簡単だから、もっと難しいのがやりたい」と言っていたそうです。また内容によってはとても楽しそうに解いていた問題もあり、迷うことなく次々と答えていく場面もあったようでした。
その様子を聞いて、同じ検査の中でも得意な課題とそうでない課題で、本人の感じ方や取り組み方が大きく違うのだと感じました。「できる・できない」ではなく、課題の種類によって発揮される力が違うことを、改めて感じた時間でした。
待っている親の気持ち
検査を受けているのは子どもですが、待っている間、親の方も落ち着かない時間でした。「ちゃんと答えられているだろうか」「疲れてしまわないだろうか」と気になりつつも、今はこの子の見え方や考え方を知るための時間なのだと思うと、ただ不安なだけではない気持ちもありました。
結果はまだ分からない段階でしたが、この時間そのものが子どもを理解するための一歩になっているようにも感じました。

その場では結果は分からなかった
WISC検査は、当日すぐに結果が分かるわけではありません。わが家では、検査から2〜3週間ほどして、結果が届きました。そのため当日は「受けた」という事実だけを持ち帰る形になります。
→ WISC検査の結果|得意・不得意から見えた子どもの認知の特徴
まとめ
WISC検査当日は、検査そのものだけでなく、子どもの反応や取り組み方から見えてくるものが多い時間でした。どんな問題でスムーズに進み、どこで引っかかるのかという違いが、とても印象に残りました。
その場で結果が分からなくても「どう考えているのか」に目を向けるきっかけになります。子どもの行動の中には必ず理由があります。その理由に気づくための一歩として、この時間はとても意味のあるものだったように感じています。


