あんなに幼稚園が苦手だった娘が、笑顔で卒園した日

子どもの気質

「幼稚園に行きたくない」

そう言っていた娘が、卒園の日、笑顔で迎えることができました。

入園当初は、駐車場で「帰る」と泣いてしまう日もありました。
園では頑張れていると言われても、家では感情が大きく揺れることもありました。

無理に通わせるべきか悩み、
一度は休む選択をし、
やがて退園という決断をしたこともあります。

それでも、娘はもう一度、自分の意思で幼稚園に戻ることを選びました。

この記事では、幼稚園が苦手だった娘が卒園するまで、そしてその後に見えてきたことを振り返りながら、親として感じたことを整理します。

この記事でわかること

・幼稚園が苦手だった子どもが卒園を迎えるまでの変化
・「できなかったこと」がどのように変わっていったのか
・繊細な子が安心できる環境で見せる姿
・親として見えてきた関わり方の視点

園生活全体の流れを時系列で振り返った記事はこちらです。
繊細な子の園生活を時系列で振り返る|HSC気質の娘の退園と復帰、そして卒園まで

また、園では頑張るのに家で感情が強く出る理由については、こちらの記事で整理しています。
繊細な子の幼稚園生活とは?HSC気質の娘に見えた家と園のギャップ

あんなに苦手だった幼稚園

娘はもともと、人見知りが強く、環境の変化に敏感な子でした。

知らない人が多い場所。
予定どおりに進む集団生活。
音や声が絶えず入ってくる空間。

そうした幼稚園という環境は、娘にとって楽な場所ではなかったのだと思います。

駐車場で「帰る」と泣いた日。
トイレを我慢してしまった日。
「幼稚園に行きたくない」と言った日。

そのたびに、親としては

「このままで大丈夫なのかな」
「無理をさせていないかな」

と迷い続けていました。

一度は離れることを選んだ

頑張って通っていたように見えても、娘の中では負担が積み重なっていた時期がありました。

特にコロナ禍の園生活は、

・マスク
・アルコール消毒
・表情の見えにくさ
・いつもと違う空気感

など、繊細な娘にとってしんどさが大きかったように思います。

悩んだ末、わが家は一度、退園という選択をしました。

あのときは、「これでよかったのか」と迷いもありました。
でも今振り返ると、無理を続けるのではなく、一度環境から離れるという選択も必要だったのだと思います。

退園に至った経緯については、こちらの記事で詳しく書いています。
幼稚園を退園した理由|繊細な娘にとって負担だったコロナ禍の園生活

娘が自分で「また行く」と決めた

しばらくして、公園で遊んでいたとき、娘がぽつりと言いました。

「ママ、私も幼稚園で工作したい。
お家より大きいものを作りたいから、また幼稚園に行く!」

その言葉を聞いたとき、驚きました。

親が説得したわけでもなく、
無理に戻そうとしたわけでもなく、
娘自身の中に「また行きたい」が生まれていたからです。

この日のことは、こちらの記事で詳しく書いています。
幼稚園をやめた娘が戻った日|公園で聞いた小さな決意

復帰を支えてくれたもの

娘が再び園に通うようになってから、支えになっていたものがありました。

・ペンギンのおにぎり
・帽子のペンギン刺繍
・お気に入りのキーホルダー
・朝の自由時間
・私に向けて作るお手紙やプレゼント

どれも大人から見ると小さなことかもしれません。

でも娘にとっては、「これがあるから少し大丈夫」と思える安心材料だったのだと思います。

安心できるものがあること。
自分の好きなことに触れられる時間があること。
大好きな人に気持ちを向けられること。

そうした小さな支えが積み重なって、娘は少しずつ園生活に馴染んでいきました。

安心材料については、こちらの記事で詳しく整理しています。
繊細な子に必要な「安心材料」とは?幼稚園を嫌がる娘に見えた小さな支え

卒園の日に見えたもの

復帰してからの娘は、運動会やお遊戯会にも参加し、縄跳びや逆上がりにも挑戦するようになりました。

もちろん、最初から何でもできたわけではありません。
でも、安心できる環境の中で、娘は少しずつ前向きに関われることを増やしていきました。

そして迎えた卒園の日。

あんなに幼稚園が苦手だった娘が、笑顔でそこにいました。

その姿を見たとき、
「ここまで来たんだな」と思いました。

何かが急に変わったわけではありません。
小さな安心が積み重なって、少しずつ進んできた結果だったのだと思います。

卒園して見えてきたこと

卒園はひとつの区切りでしたが、それは「できるようになった結果」というより、娘のペースで積み重ねてきた時間の延長にあったもののように感じています。

娘は今も、いろいろなことに挑戦しています。

すぐにできることばかりではありませんが、自分のタイミングで「やってみよう」と踏み出す姿が見られるようになりました。

卒園後に先生が来てくれたことも、私には印象的でした。

園で過ごした時間や関係は、その場で終わるものではなく、子どもの中に残り続けることがあるのだと感じました。

親として振り返って思うこと

振り返って感じるのは、

無理に進ませることよりも、
その子のペースを尊重することの方が、結果として大きな一歩につながることがある、ということです。

あのとき「行かせるかどうか」だけで判断していたら、見えなかったものがたくさんありました。

・どんなときに負担が強くなるのか
・何があると安心できるのか
・どんな関わり方なら動き出せるのか

そうしたことを一つずつ見ていく中で、娘は自分のタイミングで前に進んでいきました。

子どもの成長は、早さでは測れないのかもしれません。

その子の中で「準備が整ったとき」に踏み出す一歩は、外から押されて進む一歩よりも、ずっと大きいものになるのだと思います。

まとめ

あんなに幼稚園が苦手だった娘も、最後は笑顔で卒園しました。

そこにたどり着くまでには、

・不安の強い時期
・休む選択
・退園
・復帰
・安心材料との出会い

いろいろな過程がありました。

子どもの成長は、本当にゆっくりで、でも確実に、その子のペースで進んでいくものなのかもしれません。

もし今、
「このままで大丈夫なのかな」と悩んでいる方がいたら、

焦らなくてもいいこともある
無理に進めなくてもいいこともある

そんなことを、娘の卒園を通して感じています。

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