フォートナイトをしている息子の声を聞いていると、少し不思議に感じることがあります。
それは、誰かがミスをしても、ほとんど責めることがないということです。
戦闘中の緊張感がある中でも、空気は大きく崩れず、そのまま次へと進んでいきます。
この記事では、フォートナイトの中で見えてきた「責めない関わり方」について、関係性やチームの視点から整理していきます。
この記事でわかること
・ミスが起きても空気が崩れない理由
・責めないことで生まれるチームの流れ
・ゲームにおける「続けること」の優先順位
・ルールと感情の使い分け
・子どもの中にある関係を保つ力
フォートナイトで見えた関係維持|ミスが起きても空気は変わらない
戦闘中、誰かが倒されることがあります。
本来なら、
「なんで行ったの?」
「さっき言ったじゃん」
といった言葉が出てもおかしくない場面です。
でも実際には、
「よし次だ次!」
「次いこう」
といった言葉が多く、強く責めるようなやり取りはほとんどありませんでした。
こうしたやり取りを見ていると、ただ仲がいいだけではなく、チーム全体の空気を整えるような動きがあることにも気づきました。
こうした空気を保ちながらチームを動かす視点については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
→ フォートナイトで育つ子どもの力|判断力・協調性・思考力を観察から解説
責めないことで生まれるもの
その様子を見ていると、
・空気が悪くならない
・次の行動にすぐ移れる
・チームが崩れない
といった流れが自然にできているように感じました。
一度のミスで止まるのではなく、次に進むことが優先されているようでした。
責めない空気があるからこそ、自分のミスを言葉にしやすくなっている場面もあるのかもしれません。
→ 家では謝らないのにゲームでは謝る子ども|フォートナイトで見えた責任感の正体
「勝つこと」よりも「続けること」
フォートナイトは、1回勝って終わりではなく、何度もプレイを繰り返すゲームです。
そのため、
一度の失敗を責めるよりも、次の試合に向けて切り替える方が大切なのかもしれません。
「次いこう」
という言葉の中には、その意識が含まれているように感じました。
誰も完璧ではないという前提
ゲームの中では、
・誰でもミスをする
・状況によって結果が変わる
ということが、ある程度共有されているようでした。
そのため、
「誰かだけが悪い」
という考えになりにくいのかもしれません。
ただし、すべての場面で同じ対応をしているわけではありませんでした。
味方のミスに対しては責めることはほとんどありませんが、
・チート行為をしている相手
・倒した後に煽るような行為(いわゆる死体撃ち)
といった場面では、はっきりと強い言葉で怒っていることもありました。
また、そうした行為に対しては通報を行ったり、仲間に対しても「それはやめよう」と伝える様子も見られました。
その様子を見ていると、
ただ感情的に怒っているというよりも、
「やっていいこと」と「やってはいけないこと」の基準を持っているようにも感じました。
味方のミスは責めない一方で、ルールを逸脱する行為には線を引く。
その違いが、行動として現れているのかもしれません。
息子自身の変化
印象的だったのは、息子自身の反応です。
誰かがミスをしても責めることはなく、
「大丈夫大丈夫」
「次いこう」
と声をかけていました。
そして、自分のときには
「カバーできなくてごめん」
「今のミスった」
と受け止めている様子がありました。
ただ、普段の生活の中では、また少し違った姿も見られます。
学校から帰ってくると、その日にあった出来事を一気に話し出し、不満や文句を吐き出すことも多くあります。
それだけに、ゲームの中で見せる姿には驚かされることがあります。
場面によって行動が変わることも、子どもなりの調整の一つなのかもしれません。
観察して見えてきたこと
ゲームの中で見えた「責めない」という関わり方。
それは単に優しいということではなく、
・チームを維持する力
・状況を受け止める力
・次に進む判断力
といったものと関係しているように感じました。
また、
「せっかくやるなら楽しくやろう」
という前提が、言葉の選び方にも影響しているように見えました。
ゲームの時間は限られていて、一緒に遊ぶ相手との関係も、その時その時のものです。
だからこそ、
・空気を悪くしない
・関係を続けられるようにする
といった行動につながっているのかもしれません。
オンラインでの関係の築き方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
→ フォートナイトで見えた社会性|オンラインで関係を築く子どもの力
子どもの中にある「関係を保つ力」
子どもは、まだ未熟で、感情的になりやすい存在だと思われがちです。
でも実際には、
空気を保つ
関係を続ける
次につなげる
といった関わり方をしている場面もあるのかもしれません。
ゲームの中で見えたその姿は、子どもの持つ一つの力のように感じました。
まとめ
フォートナイトの中で見えた「責めない」という関わり方。
それは、
関係を壊さないようにするための配慮であり、
次に進むための判断でもありました。
ミスを責めないことは、ただ優しいだけではなく、チームを続けるための力でもあるのかもしれません。
そのやり取りの中に、子どもが関係を保ちながら遊ぶ姿がありました。

