フォートナイトで見えた社会性|オンラインで関係を築く子どもの力

ゲーム観察×成長

「こんにちは」
「誰か話せる人いる?」

フォートナイトをしている息子の声を聞いていると、最初にそんなやり取りがあることに気づきました。オンラインゲームの中で、子どもたちはどのように関係を築いているのか。

この記事では、フォートナイトの中で見えてきた子どもの社会性や関係性の作り方について、観察をもとに整理していきます。

この記事でわかること

・フォートナイトで見えた子どもの社会性
・オンラインで関係を築くときの距離の取り方
・年齢を超えてつながる関係の特徴
・ゲームの中で生まれる信頼と役割
・子どもが持つ「関係を築く力」

フォートナイトで見えた社会性|挨拶から始まる関係づくり

知知らない人とマッチしたとき、いきなりゲームが始まるのではなく「こんにちは」「よろしくお願いします」といった挨拶から始まることがありました。オンラインの中でも、関係の入り口があるように感じました。

さらに様子を見ていると、最初の話し方にも特徴がありました。知らない人と話すときは敬語で話したり、落ち着いたトーンで話していることが多いようでした。まずは相手に安心してもらえるように距離を測っているようでした。

状況によって変わる声かけ

戦闘中は「行け行け行け!」「いける!」といった強い言葉が多い一方で、まだ関係ができていない相手や初対面の相手に対しては「大丈夫ですか?」「行けそう?」と少しトーンを落として声をかけていることもありました。

話しかけたときの反応によっても関わり方が変わっているようでした。あまり反応がない相手には無理に関わらず、助けを求めてきた相手にはリブートをしたりサポートをしている様子もありました。

逆に、最初から会話が多すぎると離れてしまう人もいたようです。ゲームに集中したいタイプ、会話しながら楽しみたいタイプ、それぞれのプレイスタイルや距離感がある。こればかりは相手によって違うので、そこを読みながら関わり方を変えていくしかない。息子もそれを経験の中で理解しているようでした。

フォートナイトで見えたオンラインの関係性|年齢を超えてつながる関係

一緒にプレイしている相手は、同じ年齢とは限りません。実際に20代や40代くらいの大人と一緒にプレイしたり、海外のプレイヤーとボイスチャットで話すこともあったようです。

学校や日常生活では年齢や学年で関係が分かれることが多いですが、ゲームの中では年齢よりも「その場での役割」が大きいのかもしれません。どんな動きができるか、どんな判断ができるか、どう関わるか。そういった部分で関係が作られているようでした。

関係が広がっていく流れ

一緒に遊ぶ中で仲良くなると「フレンドにならない?」と声をかけることがあります。さらにフレンドと一緒に遊んでいるときに、新しく出会った人を紹介して一緒にプレイすることもあるようでした。「フレンド許可してあげて」「一緒にやろう」といったやり取りから、関係が少しずつ広がっていく様子がありました。

驚いたのは、その一人ひとりをある程度覚えていることです。久しぶりに話した相手に対して「声変わりした?」「久しぶりだね」と声をかけていることもありました。

関係によって変わる距離感

関係ができてくると「敬語じゃなくていいよ」「普通に話そう」といったやり取りもあり、少しずつ距離が近くなっていくようでした。試合中は指示が多くても、試合の外ではゆっくりしたトーンで話したり、習い事の話をしていることもありました。

ある程度話ができる相手になると、どこに住んでいるか、年齢なども聞きながら、それに合わせた会話をするようになっていきます。息子はプログラミングの通信教育を通じてネットリテラシーや個人情報についての知識・理解がある一方で、盛り上がりすぎてぽろっと話しすぎてしまわないよう、今も気をつけさせています。

楽しくなればなるほど、つい話しすぎてしまうのは大人も同じ。オンラインでの関係が広がるからこそ、情報の扱い方は引き続き一緒に考えていきたいところです。

プレイの中で「うまいね」と言われたり、試合後にギフトをもらうこともあったようです。行動や結果がその場で評価される経験も、この環境の特徴の一つのようでした。

観察して見えてきたこと

フォートナイトの中で見えた「つながる」という行動は、単なる遊びではありませんでした。関係を築く力、距離を調整する力、相手に合わせる力。そういったものと関係しているように感じました。

直接会ったことがない相手でも、一緒にプレイする中で関係が生まれています。近すぎず、遠すぎず、その場に合った距離感を自然に持っているようでした。

フォートナイトで育つ子どもの力|判断力・協調性・思考力を観察から解説

まとめ

フォートナイトの中で見えた「つながる」という行動。それは挨拶から始まり、距離を測り、相手に合わせながら関係を育てていく動きでした。

子どもは社会経験が少なく人間関係が難しいと思われることもあります。でも実際には、挨拶をする、関係を作る、関係を続けるといったことが自然に行われている場面もあるのかもしれません。ゲームの中で見えたその姿は、子どもの持つ社会性の一つの表れのように感じました。

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