フォートナイトで見えた情報処理能力|武器から状況を読む子どもの力

ゲーム観察×成長

「さっきのやつ、スナイパー持ってた」「その武器強いから気をつけて」

フォートナイトをしている息子から、そんな言葉が聞こえてきました。最初は「そんなの覚えてるの?」と驚きました。ゲームの中で、武器の情報をもとに状況を判断しているようでした。

この記事では、フォートナイトの中で見えてきた「情報処理の力」について、観察をもとに整理していきます。

この記事でわかること

・フォートナイトで見えた情報処理能力
・武器の種類から距離や危険度を判断する力
・複数の情報を同時に扱う思考の特徴
・情報共有がチームに与える影響
・子どもの中にある「状況認識と判断」の流れ

フォートナイトで見えた情報処理能力|戦闘の中で情報を拾う力

プレイ中の様子を見ていると、敵がどの武器を使っていたか、そのグレード(レアリティ)はどのくらいか、どの距離で撃ってきたか、どこから攻撃されたかといった情報を、自然に拾っているようでした。

「さっきのやつ、金のスナイパー持ってた」「青のショットガンだから威力はそこまで高くない」といった形で、武器の種類とグレードを瞬時に判断して仲間に共有しています。戦闘は一瞬で終わることも多い中で、これだけの情報を記憶して言語化していることに驚きました。

気づけば私まで、コモン、アンコモン、エピック、ミシック、エキゾチック……といった(グレードの)名前だけは覚えてしまいました。ただ、実際に画面をのぞき込んでも武器が何なのかは全くわかりません。それどころか、ゲームの流れがあまりにもスピーディーで、ポケモン世代の私には初めて見たとき画面酔いしてしまいました。

そんな私でも名前を覚えてしまうくらい、息子の実況は日常の一部になっています。

フォートナイトで見えた状況判断|武器から距離と危険度を読む

フォートナイトでは、武器ごとに得意な距離が異なります。ショットガンは近距離、アサルトライフルは中距離、スナイパーは遠距離。息子はよく「今のショットガンだったから近い」「スナイパーだから離れよう」といった判断をしています。

つまり、武器の種類から距離や危険度を考えているようでした。

さらに、戦況に応じて武器を持ち替えていました。遠距離で削る、状況を見て距離をコントロールする、最終的に近距離で決める。ただ持っているだけではなく、「いつ使うか」まで考えているように見えました。

フォートナイトで見えた継続的な情報処理|倒されたあとも続く判断

印象的だったのは、倒されたあとの様子です。自分がやられたあとも「その敵ショットガン持ってる」「そこ危ない」と情報を伝え続けていました。

しかも、倒された後は自分がプレイしていないからか、なぜか絶好調になることがあります。リビングに大声で響き渡る「カオスリローダー!!!(武器名)」「ホロツイスター!!!!(武器名)」「(フレンド名)!!!!」。

気づけば私だけでなく、娘、祖父母、連休中に訪れた弟(息子にとっては叔父)まで、フレンドの名前を覚えてしまいました。フレンドの子は、こんなに大声で名前を叫ばれてうるさくないのだろうか……と、そちらの方が少し心配です(笑)。

自分のプレイが終わっても、チームへの関わりは終わらない。「自分が勝つ」より「チームが勝つ」を優先しているように見えました。

音からも状況を判断している

さらに、息子は音からも情報を得ているようでした。「今のショットガンの音だから近い」「この音はちょっと遠い」。銃声の種類や距離感から、状況を判断している様子がありました。

新しい武器がリリースされたときは、紹介動画を見て音や特徴を事前に把握しているようです。基本「やってみればわかるでしょ」と説明書を読まない私とは対照的に、息子は必要に応じてしっかり情報を取りに行く習慣ができているようでした。

視空間認知が高い一方で、音でも状況を判断できることには正直驚きました。もしかするとギターの影響もあるのかもしれません。ギター教室の先生からも「曲を覚えるのが速くて驚く」と言っていただくことが多く、音を処理する力が、ゲームの中でも自然に活かされているのかもしれません。

「距離」を軸にした判断

戦い方を見ていると、近づくのか、距離を取るのか、どのタイミングで詰めるのかといった判断を繰り返していました。武器の切り替えも、その距離に応じて行われているようでした。

武器ではなく「距離」を軸に考えているように見えました。高所から削り、距離が詰まったところで仕留める。位置・距離・武器が一つの判断としてつながっているのです。

なぜ高所を取るのか?フォートナイトに見る空間認知と戦術思考

観察して見えてきたこと

フォートナイトの中で見えた「情報を扱う」という行動は、単なる反射ではありませんでした。状況を認識する力、情報を整理する力、判断につなげる力。そういったものと関係しているように感じました。

子どもは、まだ経験が少なく判断が難しいと思われることもあります。でも実際には、情報を拾う、整理する、行動に変えるといった流れが、自然に行われている場面もあるのかもしれません。ゲームの中で見えたその姿は、子どもの持つ一つの力のように感じました。

フォートナイトで育つ子どもの力|判断力・協調性・思考力を観察から解説

まとめ

フォートナイトの中で見えた「情報を扱う」という行動。それは、見えたものをそのまま受け取るのではなく、意味を持たせて判断につなげていく動きでした。

武器、距離、音、位置。それぞれの情報がつながり、次の行動を形作っていく。情報を扱うことは「覚えること」ではなく、「使うこと」なのかもしれません。

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