「最初は高いところ行こう」
フォートナイトをしている息子は、よくそう言います。
降下地点を決めるときも、戦闘中の移動でも、できるだけ高い場所を選んでいるようでした。
最初は、ただ見やすいからなのかなと思っていました。
でも様子を見ていると、それだけではないことが分かってきました。
この記事では、フォートナイトの中で見えてきた「高所を取る」という行動について、空間認知や戦術思考という視点から整理していきます。
この記事でわかること
・フォートナイトで高所を取る理由
・高い場所から見えている情報の違い
・位置関係を立体的に捉える力
・高所を取ることが戦略になる理由
・子どもの中にある空間を捉える力
フォートナイトで高所を取る理由|有利な位置を先に確保する判断
フォートナイトでは、高い場所にいることで
・周囲を見渡しやすい
・敵を早く見つけられる
・遠距離から攻撃しやすい
といったメリットがあります。
逆に低い場所にいると、
・敵の位置が分かりにくい
・上から攻撃されやすい
といった不利な状況になることもあります。
息子はそうした違いを、経験の中で理解しているようでした。
高所を取るという行動は、ただ何となくそうしているのではなく、最初から有利な位置を確保する判断のように見えました。
フォートナイトで見えた空間認知|高い場所から見えているものが違う
高い場所にいると、ただ視界が広がるだけではありません。
・敵の動き
・地形の流れ
・安全なルート
なども見えやすくなります。
息子はよく、
「こっちから来るかも」
「このルート危ない」
といったことを言っています。
それは、目の前だけではなく、少し先の状況まで見ているように感じました。
こうした「まだ起きていない危険」を読むような判断は、こちらの記事にもつながっています。
→ 「行くな、死ぬぞ」と止める理由|フォートナイトに見る子どもの危険予測と判断力
位置関係を立体的に捉えている
フォートナイトのマップは、平面ではなく立体です。
高さや傾斜、建物の構造などがあり、位置関係は複雑になります。
その中で、
・自分がどこにいるのか
・敵がどの高さにいるのか
・どこから撃たれる可能性があるのか
といったことを同時に考えているようでした。
ただ前を見るのではなく、上・下・奥行きまで含めて捉えているように見えました。
フォートナイトで見えた戦術思考|高所を取ることが「戦略」になる
高い場所を取るという行動は、単なる習慣ではなく戦略の一つのようでした。
・先に有利な位置を確保する
・不利な状況を避ける
・戦う前に優位に立つ
といった意図が含まれているように感じました。
戦闘が始まってから反応しているのではなく、戦う前の段階で勝ちやすい形を作ろうとしているようでした。
こうした「位置を先に取る」という判断は、
試合全体を見ながら動く視点ともつながっているように見えました。
チーム全体を見ながら判断している様子については、こちらの記事で詳しく書いています。
→ フォートナイトで育つ子どもの力|判断力・協調性・思考力を観察から解説
降下地点とのつながり|最初の選択から戦い方が始まっている
以前の記事で書いたように、息子は降下地点として高い場所を選ぶことも多くあります。
それは偶然ではなく、最初から「有利な位置に立つ」ことを考えているのかもしれません。
ゲームの中での選択が、ばらばらではなく一つの流れとしてつながっているように見えました。
降下地点を決める判断については、こちらの記事で詳しく書いています。
→ フォートナイトで降下地点を決める子ども|ゲームで育つ判断力と戦略思考
武器や距離の判断ともつながっている
高所を取ることは、位置の有利さだけではなく、武器の使い方とも関係しているようでした。
高い場所から遠距離で削り、距離が詰まったら別の武器に切り替える。
そうした動きを見ていると、位置・距離・武器がばらばらではなく、ひとつの判断としてつながっているように感じました。
武器から状況を読む力については、こちらでも詳しく整理しています。
→ フォートナイトで見えた情報処理能力|武器から状況を読む子どもの力
観察して見えてきたこと
フォートナイトの中で見えた「高い場所を選ぶ」という行動。
それは単なる感覚ではなく、
・空間を把握する力
・位置関係を理解する力
・状況を予測する力
といったものと関係しているように感じました。
高所を取ることは、戦術であると同時に、空間をどう見ているかが表れる行動でもあるのかもしれません。
子どもの中にある「空間を捉える力」
子どもは、目の前のことに集中しやすく、全体を見るのが難しいと思われることもあります。
でも実際には、
位置を把握する
空間を理解する
状況を立体的に捉える
といった力が、自然に使われている場面もあるのかもしれません。
こうした「高い場所を取る」という行動は、単なる戦術というよりも、
・周囲を立体的に捉える力
・距離や位置関係を把握する力
・先の展開を予測する力
といった認知の働きと関係しているようにも感じました。
実際に、ゲームが得意な子どもの思考については、視空間能力や流動推理との関係からまとめた記事もあります。
→ ゲームが得意な子どもの特徴―視空間能力と流動推理から見える思考
高所を取るという行動の背景にも、そうした力が関係しているのかもしれません。
ゲームの中で見えたその姿は、子どもの持つ一つの可能性のように感じました。
まとめ
フォートナイトの中で見えた「高所を取る」という行動。
それは、ただ見晴らしのいい場所を選んでいるのではなく、空間を立体的に捉え、先の展開を考えながら動く姿でもありました。
高い場所を取ることは、
見える情報を増やし、
不利を減らし、
次の判断をしやすくすること
にもつながっているようでした。
その行動の中に、子どもが空間や位置関係を理解しながら戦っている姿がありました。
高所を取ることは、戦い方のクセではなく、考え方の表れなのかもしれません。

